出前館、Wolt(ウォルト)、menu(メニュー)等、様々なフードデリバリーがありますが、現状でチップ制度を導入しているのはUber Eats とmenuになります。
特にUber Eats は現金対応もしているので、チップを貰いやすい傾向があります。
この記事はUber Eats で【どのようにしてチップが発生するのか】のみを追求した記事になります。
配達パートナーである私は、何度もチップを貰えていますが貰うにはコツがあります。
チップを貰うということは、自分の配達方法が評価されているということです。モチベーションアップにも繋がりますね。
どうやって渡したり貰ったりできるの!?
実体験も踏まえて詳しく解説しますね
- 40代でサラリーマンを辞めて軽貨物で起業。
- 現在、未経験だった軽貨物の配達をしながら生活をしている。
- 妻と子どもの3人家族。
Uber Eats のチップの相場は?報酬額の5~20%で10回に1回ぐらい
当然ですが、毎回毎回チップを貰えるわけではありません。ユーザーが、『この配達パートナーに感謝の気持ちを伝えたい』という想いがチップに変わります。以下に詳しくまとめてみました。
チップの相場は報酬額の5%~20%ぐらい
つい最近もチップを貰いました。本来の配達料金は458円でしたが、チップ料金が61円加算されて519円になりました。
本当にありがたいことです。
売上画面を見ると、【チップへのお礼の送信】という部分をタップしましょう。するとアプリが自動でユーザーにお礼のメッセージを送ります。 こちらからはタップするだけです。
チップへのお礼の送信は義務ではありませんが、感謝の気持ちを伝える意味でもタップする方が良いでしょう。
このように、だいたいのチップの相場は5~15%の金額になります。
チップを貰う頻度は10回に1回ぐらい
どの配達パートナーも、これぐらいの頻度だと思います。
配達パートナーが配達完了後に、ユーザーはアプリ上に配達パートナーを評価する画面と、チップの金額を設定する画面が表示されます。
ただ、ほとんどのユーザーが商品が届いたら、わざわざ評価画面を見ることはありません。むしろそんな画面すら気づかずにアプリを閉じます。
評価画面を見たとしても、わざわざ評価を付けるのが面倒なのでそのまま放置するユーザーも居ますからね。
さらに(この配達パートナーにチップをあげたい。)と思ってもらわないといけません。
そう考えるとチップを貰うのは低確率になるということです。
Uber Eats のチップの払い方は?注文後~約3か月前まで遡ってチップを渡せます
ユーザーは配達パートナーに、アプリでも手渡しでもチップを渡すことができますが、配達指定を【置き配】に設定していると手渡しできません。そこでアプリでも渡せるようになっています。
アプリ経由でのチップの贈り方
ユーザーが配達パートナーにチップを贈る手順は以下になります。
- アプリの下部にあるメニューバーの『アカウント』をタップ
- チップを贈りたい注文を選択する
- 『ご注文内容』の横にある『謝礼を贈る』をタップ
- 贈りたい金額を選択して『送信』
以上です。簡単なんですけど、面倒ですね。
この手間と時間をかけてまで、チップを渡したいかと言われるとなかなか難しいと思います。
現金を手渡しでチップを払う
ユーザーが配達パートナーにチップを渡すなら手渡しが良いと思います。
ごくごく稀に『そんな!お気持ちだけで充分です!』と言ってチップを受け取らない配達パートナーも居てるようですが、大半はチップを貰えたら金額に関わらず大喜びすると思います。
注文履歴から遡って後払いでもチップを払える
(そういえば、あの配達パートナーにチップをあげるの忘れてたな、、。)
そんなユーザーのために、90日前までの注文ならチップを渡すことが可能です。
2か月前に配達したユーザーから、突然チップを貰うなんて配達パートナーは飛び上がるほど嬉しいでしょう。
Uber Eats のチップを払わないとどうなる?→完全に任意です
日本はまだまだチップの文化が浸透していません。
しかもUber Eats を利用したユーザー全員がチップ制度があるということを知らないでしょう。
チップを心付けなので強制ではありません
配達パートナーも、チップを毎回貰えるなんて思っていません。
貰えたらラッキーぐらいの感覚です。
無理にチップを渡す必要はありません。
チップをしつこく強要されたら配達パートナーにバッド評価を付けられます
そんな配達パートナーが存在するかは分かりませんが、チップを催促されると良い気がしませんよね。
Uber Eats は配達パートナーの評価制度があるので、何らかの理由で嫌な気分になった場合は遠慮なくバッド評価を付けると良いでしょう。
【配達員向け】Uber Eats のチップを貰いたい時はどうする?
ここからは何が何でもチップを貰って売上を少しでも延ばしたいという配達パートナー向けの記事になります。
私は過去に1000円のチップを貰ったことがありますが、できる限りチップを貰う努力をしないといけません。
丁寧に対応して好印象を抱いてもらう
置き紙
一時期は定番でした。ユーザーが『置き配』指定のときに商品を直置きするのではなく、紙を敷いてから商品を置きます。
おっ、食べ物やから気を遣ってくれてるのかー。
という印象をユーザーに与えることができます。
SNSなどで、拡散されてそれを見た配達パートナーが真似して置き紙するようになりました。
しかし、最近ではユーザーが備考欄で【置き配時に紙を敷かなくていいです】みたいなコメントも多くなりました。
ユーザーによっては、有難迷惑に感じるようです。
純粋にゴミが増えるだけとも言えますからね。
じゃ、置き紙をするの?しないの?
結論はチップを貰う確率を上げるなら、置き紙を敷く方が良いでしょう。
ほとんどのユーザーに悪い印象になならないでしょう。
ドア越しでも一礼する
意外とユーザーは【置き配】指定しても、配達パートナーの挙動を監視していることがあります。
ドアののぞき窓からチェックしていることもあるので、商品を玄関前に置き配した後に、ドア越しに一礼しておくと良いでしょう。とにかく、(おっ、この配達パートナーはしっかりしているなぁ。)と思ってもらうことが重要です。
土砂降りの大雨の日に、あえて玄関前に立つ
大雨の日は、ただでさえチップを貰いやすいのですが、さらに確率を上げるために私がしていることは
対面での受け渡し時にインターホンを鳴らして、自分は濡れたままで、商品は濡れないように抱え込むようにユーザーを待つという方法があります。
こんな大雨の中、ありがとう!!
いえいえ、全然気にしないでください(びしょ濡れ)
これは濡れまくっている配達パートナーを見て申し訳ない気持ちにさせる効果があります。
商品は絶対に濡らさないようにしてください。
すぐに配達して待たせない
ユーザーは配達パートナーがピックアップする店舗に近づいた時点でGPSで動きを見ることができます。
そこからピックアップして、配達先に向かうまで無駄に遠回りしていないかチェックするユーザーも居るんですよ。
ピックアップしてから、
配達先に向かう前にガソリンを入れるか
そんなことをしていると、、。
おいおい。寄り道せずに早く来いよ!
って思われます。気をつけてください。
しかし配達パートナーが、どれだけ急いでいてもピックアップする店舗の調理が遅れて待たされることがあります。
この場合は、ユーザーにメッセージを入れていた方が良いでしょう。
【まだ調理中のようです。もうしばらくお待ちください。】
このメッセージが読まれなくても、とりあえず遅れることを伝えておくことが重要です。
プロフィール欄の見栄えを整えて安心感を感じてもらう
ユーザーは注文して、マッチングしたときに配達パートナーのプロフィールを閲覧することができます。
配達パートナーの今までの『配達回数』『配達満足度』『配達する理由』が表示されるのですが
この内、『配達する理由』は自分で入力しないといけません。
ほとんどの配達パートナーは入力していないので、目立つことができます。
配達する理由は
【子供がわんぱくだから】
【子供におもちゃを買ってあげたいから】
のように子供に何かをしてあげたい気持ちをそのまま入力すると良いでしょう。
突然のユーザーのお願いに応える
ユーザーからタバコを買って欲しいと頼まれた
私が経験した話です。その日はローソンのピックアップでした。
店舗に到着すると突然ユーザーから
『すみません。あとでお金を渡すので〇〇という名前のタバコを一緒に買ってください。』
というメッセージが入りました。
ローソンの店員さんに伝えてみると、どうやらUber Eats はタバコの注文は取り扱っていないそうです。
なるほど、、、。
ただ、頼まれたとは言えいったん、会ったこともないユーザーに頼まれたタバコを実費で購入するのは抵抗がありました。
何かイチャモンを付けられてお金を貰えなかったらどうしよう
などと考えてしまいます。
不安を抱えながら配達先に到着すると全身にタトゥーが入ったお兄さんが出てきました。
商品をお渡しして、タバコの金額もお伝えしました。
『ありがとうございました。お釣りは良いです。』
と言われて、500円以上のチップを貰いました。
アプリの配達先とは違う場所に持ってきてとお願いされた
ピックアップして配達先に向かおうとしていたら
『すみませんが、配達先とは違う場所へ持ってきてください。住所は〇〇です。玄関前に置き配お願いします。』
と、ユーザーからメッセージが入りました。
え、、。めっちゃ遠いやん。
いやいや、その住所を検索すると、当初よりもかなり距離がある場所でした。
とりあえず、向かうしかない。
指定された配達場所に置き配をして配達完了しました。
すると数分後にアプリ経由で500円ほどチップを貰いました。
まとめ:Uber Eats のチップの相場は「商品価格の5~15%で10回に1回ぐらい」で、チップは完全に任意です!
ユーザーと配達パートナーの両方の視点で書きましたが、
ユーザーは、配達パートナーが好印象なら余裕があればチップを渡す。
配達パートナーはチップは意識せずに、丁寧な配達を心がけてチップを貰えたらラッキー。
結果、商品価格の5~15%で10回に1回ぐらいチップが発生します。